和の明かり×百段階段@ホテル雅叙園東京に行ってきました!
”竜宮城”と呼ばれる百段階段で毎年夏の時期に行われている展覧会になります。
昨年行ったときに書いた記事がこちら↓

今年も前売り券も買って、準備万端で臨んできました!!
さっそくレビューして行きましょう!!
和の明かり×百段階段 概要
日本ならではの感性と技術によって生み出される「和のあかり」が、今年の夏も文化財「百段階段」を彩ります。
ホテル雅叙園東京のHPより
『百鬼夜行』をストーリーテーマに、部屋を進むごとに現世から異界へと旅をするかのような展示演出をはじめ、絢爛豪華な独自の様式美に溢れる文化財空間にさらなる『色』による表現が加わり、美しくも妖しい世界へ誘います。
階段を上り終え、行きつく先は何処なのか…。
音楽や香りを含めて五感で体感する夏のひと時をお愉しみください。
和の明かり展はテーマを変えながら毎年開催されていて、私の中での夏の風物詩となっています。
今年のテーマは百鬼夜行。
鬼や妖怪たちに出会う空間となりそうです。
ちなみに、百段階段の展示は毎回撮影OKとなっています。
和の明かり×百段階段 章構成
百段階段には7つのお部屋があり、それぞれのお部屋に名前が付いています。
展覧会では、お部屋ごとにコンセプトがあります。
- 十畝の間 ー 異界へと続く道
- 漁礁の間 ー 鬼の住処
- 草丘の間 ー 異界の四季(歌舞伎に観る四季)
- 静水の間 ー 白き狐の世界
- 星光の間 ー 水が紡ぐ詩
- 清方の間 ー 対岸の現世
- 頂上の間 ー 神々の園
「異界」や「鬼」などの単語が並び、百鬼夜行のテーマにふさわしいコンセプトになっていますね!
見どころを紹介しつつ、印象に残ったお部屋の紹介もしていきます!!
見どころ① 迫力の展示
十畝の間で異界への入り口に入っていきます。

部屋の真ん中に稲荷神社によくある鳥居。
青い照明が、異界への幻想的で荘厳な雰囲気をさらに引き出しています。
お部屋に入る前から、生け花のお花の香りがすごくよかったです。
次は、いつも大迫力の空間を提供してくれている漁礁の間。
今年も期待を裏切らない空間となっていました。


音楽に合わせて照明が変化する演出です。

音楽は、百段階段の企画展でおなじみのヨダタケシさん。
音楽が部屋の装飾の豪華さと相まって、まさに異界の空間。
端にいる鬼が怖いです

(私のカメラ技術によりピンボケしています。)
(実物はこの3倍は素敵です)
静水の間は、いつもサーっと見てしまうことが多いのですが、今年の展示は鳥肌が立ちました…

静けさの中に、怖さやもの悲しさが潜んでいるような空間でした。
部屋に描かれているススキの絵と見事にマッチしています。
頂上の間の神々の世界は、光の曼陀羅(マンダラ)

美しい光の玉に、心が”ぽー”っとなってしまいます。
ちなみに曼陀羅は、「悟りの世界や仏の教えを示した絵」という意味もあるのですが、サンスクリット語で「まるいもの」という意味もあります。
見どころ② 和の魅力
和の明かり展では毎年、「和の魅力」を再発見することができます。
エレベーターを降りると…

可愛らしい金魚の提灯がお出迎え!!
毎年、愛嬌のある金魚ちゃん達に会えるのを、楽しみにしています。
草丘の間では、異界の四季と題して、歌舞伎の中に出てくる精霊や鬼が登場。



歌舞伎が大好きな私には衣装を近くで見られて大興奮な部屋でした。
「対岸の現世」がコンセプトの清方の間には、こんな素敵な灯りが

下に映し出される水の波紋と桜が美しい…
まさに日本の美ですね
こちらの作品は、岡山・倉敷美観地区の倉敷切子灯篭がモチーフとなっているとのこと。
切子灯篭を実際に観てみたくなりました。
見どころ③ お気に入り作品が買える
現代に生きている作家さんの作品が展示されているため、ミュージアムショップでは、お気に入りの作家さんの作品を購入することができます。
こちらの作家さんも


こちらの作家さんも

ショップで購入することができます。
お気に入りの作品は、ぜひ購入を検討してみてください。
和の明かり×百段階段 まとめ
ホテル雅叙園東京で開催されている「和の明かり×百段階段 極彩色の百鬼夜行」展についてレビューしてみました!!
毎年魅力あふれる展示で、日本の夏の良さを感じる空間を提供してくれています。
夏の暑い日に百段階段で涼を取りに行きませんか?
和の明かり×百段階段 開催概要
会期:2023年7月1日(土)~9月24日(日)
会場:ホテル雅叙園東京 百段階段
時間:11:00~18:00
休館:会期中無休
料金:一般1500円 学生800円