突然ですが、先日京都に行ってきました。
「そうだ、京都いこう」とばかりに、出発の4日前に予約しました。
目的は、歌舞伎観劇遠征です。
ちょうど「旅行に行きたいな」と思っていたところに、チケットサイトを覗いていたら、なんと前の方で花道横のお席が空いているではありませんか!!
「これは行かねば」となり、勢いでチケットを購入しました。
歌舞伎観劇遠征には何度か行っているのですが、行くと美術館やお城、その土地でしか見られない文化財の見学に行きます。
今回も観劇ついでにお寺アート巡りをしてきました。
しかもとってもお得に!!
その理由は「ずらし旅」というプランを使ったから
お得過ぎたので、皆さんにも共有したいと思って記事にしてみました。
お得に美術鑑賞の旅に行きたい方には必見ですので、ぜひ最後まで読んでみてください!
ずらし旅とは
旅する時間や場所、行動をずらしてみる。
すると、今まで知らなかったことに
気づく「発見」のある楽しい旅を作ることができます。
新しいやり方であなただけの旅をはじめませんか。東海ツアーズHPより
もともとはコロナ禍で旅行者が減ってしまったため、旅行支援の一環でつくられたサービスです。
コロナウイルスが感染症5類に移行した後でも、ずらし旅のサービスを残してもらえるのはありがたいです。
ずらし旅おすすめの理由
ずらし旅のおすすめの理由は、利用できる新幹線の本数が少ない代わりに、①旅行代金が安く済むこと、②約2000円前後の体験チケットをもらえるからです。
わたしは以前にもずらし旅を使わせていただいてますが、毎回本当にお得に旅行を楽しませてもらっています。
注目のずらし旅 京都編
ずらし旅は、行先の地域ごとに選べる体験が用意されています。
京都で注目の選べる体験の紹介をします。
- 近代京都の名建築豪商三井家の旧別邸「旧三井家下鴨別邸」の重要文化財で寛ぎのひとときを(平日限定)
- 京都の穴場を満喫!伏見酒飲み比べ3種!京阪電車 京都エリア1日乗車券付き!
- 自然あふれる“京都の奥座敷”に鎮座する貴船神社で、とっておきの音体験を楽しむ
- 「京都駅前で古都の眺望とお買い物を楽しもう!」ニデック京都タワー展望券+ KYOTO TOWER SANDO お買物券1,000円分をご提供!
- 【世界遺産二条城】オリジナル入城記念符&徳川家葵紋グッズ
上記の体験の他にも、20種類以上の選べる体験が用意されています。
時期が限定されてしまうものもありますが、たくさんの体験が用意されているので、皆さんの気に入る体験がきっとあるはずです。
私が選んだずらし旅
数あるずらし旅の体験がある中で私が選んだのが「一度は拝みたい! 京都の仏像&和スイーツチケット」です。
こちらの体験チケットが使える施設は、寺院ですと
- 「泉涌寺 伽藍」
- 「蓮華王院 三十三間堂」
- 「千本釈迦堂(大報恩寺)」
- 「六波羅蜜寺 令和館」
スイーツの場合は、
- 辻利/京パルフェ <京都タワーサンド店><京都祇園店>
- すりながしスタンド だしとうまみ/季節のすりながし
- 京あめ とにまる/京あめいろむすびシリーズ <茶わん坂店> <ぶんぱく店>
となっています。
上記の中から3枚のチケットを使って、3つの体験を選ぶことができます。
ずらし旅体験チケットを使って実際に行ってみた
私がなぜ「一度は拝みたい! 京都の仏像&和スイーツチケット」を選んだのかというと、もともと「六波羅蜜寺」に必ず行きたいと思っていたからです。
六波羅蜜寺には、私の大好きな歌舞伎役者の坂東玉三郎さんの奉納したものがあるのです。
それがこちら↓
奉納したあるものとは、こちらの雨よけです(笑)
「え?雨よけのためにわざわざ?」と思うかもしれませんが、玉三郎ファンの間では有名な場所です
こちらの雨よけを簡単に説明しますと、雨よけの下にある塚は、「阿古屋」という実際に存在した遊女の方の塚です。
歌舞伎には「阿古屋」という演目があり、玉三郎さんが長年大切にしてきた演目なのです。
長い間雨よけがなく雨ざらしだったため、玉三郎さんが「阿古屋」に敬意を表してこの雨よけを奉納したのです。
歌舞伎ファン以外の方に六波羅蜜寺の見どころを紹介しますと、「空也上人立像」があげられます。
教科書などで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
写真で見たときは大きい仏像なのかと思っていましたが、実際は小さくても存在感のある仏像でした。
また、「平清盛坐像」も必見です。
正面に立つと虚ろな感じをした目に見つめられているような感じがして、怖いほどの存在感がありました。
次は泉涌寺。
楊貴妃観音の美しさに惹かれて選びました。
実際には遠くからしか見ることができませんが、凛とした美しさを感じることができました。
泉涌寺では特別公開を実施していて、通常は見ることができない舎利殿も見ることができました。
舎利殿には狩野山雪の「雲龍図」があり、「鳴き龍」として知られています。
舎利殿の雲龍図がなぜ「鳴き龍」と呼ばれるのかと言うと、舎利殿の中で手を叩くと音が反響して龍が鳴いているように聞こえるからです。
私は上手く反響させられなかったのですが、居合わせた方が上手に手を叩いて反響させていて、本当に龍が鳴いているような音がしていました。
また泉涌寺では仏殿も見学しました。
こちらの仏殿には「メモリアルイヤーの画家」の記事でも取り上げた狩野探幽の作品がありました!!
天井の「雲龍図」、本尊背後の「飛天図」、裏壁の「白衣観音図」はすべて狩野探幽の作品です。
ブログで取り上げたばかりだったので「没後350年!」とテンションが上がりました!
350年以上前から同じ場所に存在して、人々に愛され、戦禍を逃れ、守られてきたんだと思うとロマンを感じますし、これから350年以上もずっと、大切に守り受け継がれていってほしいなと思いました。
最後に「京あめ とにまる」さんの「京あめいろむすびシリーズ」を頂いてきました。
https://tonimaru.com/about.html
かわいい瓶に入った飴です。
私は翡翠色を選んできました。
“イロ”のもつ”チカラ”と想いが込められているそうです。
私が選んだ翡翠色は、「不老不死と信じられた色 成功と繁栄が欲しいとき」とHPに書かれていました。
番外編 ずらし旅の体験チケット以外で訪問した場所
ずらし旅の体験チケットを使わずに訪れた場所が3つあります。
「養源院」「三十三間堂」「建仁寺」です。
養源院は「白象図」を見たくて訪れました。
養源院は一度伺ったことがあり、その時も白象図目当てで訪問しました。
以前も感じたことですが、画像で見るより実物の方が柔らかい印象を受けて「やっぱり良いなあ」と思いました。
養源院の近くには「三十三間堂」もあります。
私は3月3日に伺ったのでちょうど無料開放されていました。
千体の仏像が並ぶさまは壮観で、圧倒されます。
仏像がずらっと並ぶ長い廊下を歩いていると、「自分の悩みなど小さいものだ」と思わせてくれ、生きる活力がわいてきます。
次の「建仁寺」も再訪問になります。
「雲龍図」が圧巻の一言につきます。
建仁寺にはこんな綺麗な襖もあります。
美しい青に包まれる心地よさを感じます。
美しい鮮やかな青に包まれた後はモノクロの世界
表裏で同じような風景を題材にしていますが、こちらの襖は「音のしない静かな世界」
1つの作品で「静と動」両方楽しむことができる面白い襖です。
ずらし旅が使える旅行会社
ここまでで「ずらし旅」のお得さをお伝えできたことと思います。
私が使った旅行会社は「東海ツアーズ」です。
しかし、「東海ツアーズ」以外にも「ずらし旅」を使える旅行会社はあります。
「ずらし旅」が使える旅行会社は、「JTB」「日本旅行」「東武トップツアーズ」です。
それぞれリンクを貼っておきますので、ぜひ旅行をお考えの方は「ずらし旅」を使ってみてください。
【JTB】のずらし旅 【日本旅行】のずらし旅【東武トップツアーズ】のずらし旅↓
美術鑑賞旅のすすめ まとめ
京都旅行でお寺アート巡りをしてきたことをまとめました。
「ずらし旅」を使ってお得に旅行をすることができたので、みなさんに共有したいと思って記事にしました。
旅行をする際は、「ずらし旅」を使ってお得に旅行してみてくださいね!!