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【伝統と革新】ゴッホと静物画

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SOMPO美術館で開催中の「ゴッホと静物画」展に行ってきました!

ゴッホといえば風景画のイメージも強いと思います。

しかし、今回の展示は静物画にのみスポットを当てた展示になっています。

早速レビューしていきます!

ゴッホと静物画展について

この「ゴッホと静物画」展は、2020年にSOMPO美術館移転後の開館特別企画展として開催されるはずでした。

しかし、コロナウィルスの影響で中止になってしまっていた展覧会です。

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)は何を学び、何を伝えたのか…。
本展覧会は17世紀オランダから20世紀初頭まで、ヨーロッパの静物画の流れの中にゴッホを位置づけ、ゴッホが先人達から何を学び、それをいかに自らの作品に反映させ、さらに次世代の画家たちにどのような影響をあたえたかを探ります。
また本展覧会では「ひまわり」に焦点をあてたコーナーを設け、ゴッホやその他の画家たちによる「ひまわり」を描いた作品を紹介、なぜ彼らがこの主題を描いたかを探ります。

ゴッホと静物画 展覧会HPより

静物画の流れの中でゴッホという画家を見ていく、今までになかった展覧会になっています。

新しい試みにわくわくします!!

ゴッホと静物画展 章構成

ゴッホと静物画展の章構成は以下の通りです。

  1. 伝統
  2. 花の静物画
  3. 革新

みどころ① 若き日のゴッホ作品をみれる

ゴッホは1880年、27歳で画家になることを決意します。

今回は若き日のゴッホ作品も見ることができます。

絵の技術を学ぶために描かれた作品でも、すでに色使いや筆致などゴッホらしさを感じられる作品もありました。

1887年に描かれた「髑髏」では、ゴッホとらしい黄色の背景、力強い筆致が印象的で、画家として駆け出しの時期の作品であるにも関わらず、「ゴッホらしさ満載」な絵を堪能することができます。

先人から学びつつも、ゴッホの個性も垣間見れる興味深い展示でした。

みどころ② 静物画の流れの中でのゴッホ

展覧会でゴッホ作品を取り上げる時には、「ゴッホの絵のすばらしさ」「ゴッホの画家人生」に焦点を当てる展覧会が多いですが、今回は新しい切り口でゴッホ作品を紹介しています。

今回の展示では静物画の流れの中でゴッホがいかに先人たちから影響を受け、後世に影響を与えたのかという点に焦点を当てています。

今までにない切り口でゴッホを紹介しており、新鮮な気持ちで鑑賞することができました。

おすすめ書籍

もっと知りたいシリーズは画家の生涯を知るのに定番の書籍ですね。

手頃に買えるのもよいところ。

ゴッホの生涯を知りたい人におすすめです!

グッズ情報&混雑状況

ポストカードは1枚120円でした。

私は、平日のお昼過ぎにいきました。

手荷物検査の列は少し待ちましたが、会場はそれほど混雑していなかったです。

バッグの中が汚いと恥ずかしい思いをすることになるので気を付けましょう(笑)

グッズ売り場も1時間待ちの日もあると案内されていましたが、私が行った日はすぐに購入することができました。

ゴッホと静物画展 まとめ

SOMPO美術館で開催されている「ゴッホと静物画」展のレビュー記事でした。

ゴッホが先人たちに学んだ軌跡を知ることができる展覧会となっています。

皆さんもぜひ行ってみてください。

ゴッホと静物画 開催概要

会期2023年10月17日㈫~2024年1月21日㈰
会場SOMPO美術館
開館時間10:00~18:00
※最終入場は閉館30分前まで
休館日月曜日(ただし1月8日は開館)、年末年始(12月28日~1月3日)
料金一般 前売り1800円 当日 2000円
大学生 前売り1100円 当日1300円

ABOUT ME
らうふ
音大ピアノ科卒業。 洋の東西を問わず、芸術が好き。今は、歌舞伎と日本画を中心に鑑賞する日々。好奇心は浅く広く、たまに深く。この性格が功を奏して?、今までに1年以上経験した楽器は7種類。美術展には2010年から通っています。