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【昭和へタイムスリップ!】昭和モダン×百段階段~東京モダンガールライフ~

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「昭和モダン×百段階段~東京モダンガールライフ~」へ行ってきました。

皆さんは、「モダンガール」という言葉をご存じでしょうか?

モダンガールとは、

1920年代(大正9年から昭和4年まで)の都会に、西洋文化の影響を受けて新しい風俗や流行現象に現れた、当時は先端的な若い男女のことを、主に外見的な特徴を指してこう呼んだ

Wikipediaより

大正時代から昭和初期にかけて、最先端のファッションをしていた女性ことを「モダンガール」と呼んでいます。

略して「モガ」なんて言ったりしますね。

そんなモダンガールの雰囲気を楽しめる展覧会が、昭和の竜宮城と呼ばれたホテル雅叙園東京の「百段階段」で行われています。

それでは、レビューしていきたいと思います。

そもそも百段階段とは?

皆さんは「百段階段」という場所をご存じでしょうか?

ホテル雅叙園東京の中にある建物です。

この百段階段は、昭和の竜宮城と呼ばれた場所。

東京都の有形文化財に指定されている歴史ある建物です。

「百段階段」とは名前がついていますが、実際には99段しかありません。

その99段の階段が、7つの部屋を結んでいます。

7つの部屋はそれそれ趣向が異なり、鏑木清方など錚々たる日本画家が内装を手掛けています。

らうふのアートな部屋では、何度か百段階段で開催された展覧会をレビューしています。

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毎年「和の明かり」展に行けることを楽しみにしています。

今回は「昭和レトロ」がテーマ。

大正から昭和初期の雰囲気漂う、豪華絢爛な内装を持つ百段階段で行われる「レトロ」に焦点を当てた展示は圧倒されること間違いなし!!

みどころ① レトロな世界を体験

冒頭にも述べた通り、今回のテーマが「昭和レトロ」

会場のはじめにはこんな展示がされています。

素敵なカフェに、夜会へ赴く人々

百段階段の内装が今回の展示と相まって、これまたよい雰囲気を演出しています。

また、草丘の間に行くと「文化財Bar」が再現されています。

本当にタイムスリップしたかのような雰囲気が漂っています。

いまにも昔の知識人たちの会話が聞こえてきそう…。

近所にこんなBarがあったら通っていること間違いなし。

実際に飲食の提供はされていませんが、「素敵なBarに来てみた」風にお写真を撮る方がたくさんいました。

皆さんもぜひここで、映える写真を撮ってみてはいかがでしょう?

みどころ② モダンガールのおしゃれ

「漁礁の間」では、「モダンガールのおめかし」と題して、洋風化が進んできた大正から昭和にかけての香水や化粧品を約50点紹介されています。

当時の流行に敏感な働く女性たちが、どんな物やデザインに心惹かれたのかを知るよい機会となることでしょう。

アール・デコ様式を取り入れたパッケージや容器は、今の時代にも受け入れられそうなデザインです。

みどころ③ 2人のデザイナー

「竹久夢二」「小林かいち」という、二人のモダンガールを描いたデザイナーが紹介されています。

竹久夢二は絵画に詳しくない方でも、一度は耳にしたことのかる画家でしょう。

黒猫を抱いた女性の絵「黒船屋」は、目にしたことがある方も多いと思います。

実は夢二は、「セノオ楽譜」という楽譜の表紙の絵を手掛けています。

今回は「セノオ楽譜」がたくさん出品されています。

夢二らしい瓜実顔の女性たちが描かれています。

デザインで楽譜を手に入れたいと思う女性も多くいたことでしょう。

ちなみに、2024年6月1日㈯~2024年8月25日㈰まで、東京都庭園美術館で竹久夢二の生誕140年を記念して展覧会が開催されています。

「セノオ楽譜」も出品されています。

らうふのアートな部屋でもレビュー記事を書きましたので、興味があれば読んでみてください。

【大正ロマンに浸る】YUMEJI展東京都庭園美術館で開催されている「YUMEJI」展に行った感想・レビュー記事です。 みどころを紹介するとともに、混雑状況やグッズ情報も載せています。...

一方で、「小林かいち」といデザイナーは初めて耳にした方も多いことでしょう。

小林かいちは、京都で活躍した絵葉書や着物の図案などを多く手掛けたデザイナーです。

近年まで性別や本名は謎に包まれていて、現在も作品の調査が進められているデザイナーです。

素晴らしいデザインが豊富で、大正や昭和だけでなく、現代の女性も欲しくなるモダンなデザインです。

幻想的かつ綺麗で、ついつい手に取ってしまいたくなる商品です。

グッズ情報&混雑情報

私は平日の午後に伺いました。

人は少なかったですが、素敵な空間なので写真をゆっくりと撮られる方が多数。

「SNSに載せられる、映える写真を撮りたい!!」と思われている方は、平日でも所要時間は多めに1時間30分はみておいた方がよいかと思われます。

グッズですが、頂上の間に展示されていた加藤美紀さんの「祝凮」のポストカードを購入してきました(祝凮の祝ですが、正しくはネではなく示)

レジ袋を辞退すると百段階段オリジナルのポストカードを頂けます。

百段階段さん、太っ腹!!

昭和モダン×百段階段 まとめ

ホテル雅叙園東京で開催されている「昭和レトロ×百段階段」についてレビューしました。

豪華絢爛な百段階段の空間で、昭和にタイムスリップしたかのような体験をすることができます。

ぜひ皆さんも、昭和レトロを体験しに百段階段に足を運んでみてください!!

昭和モダン×百段階段 開催概要

会期2024年3月23日㈯~2024年6月16日㈰
会場ホテル雅叙園東京 百段階段
開館時間11:00~18:00
休館日会期中無休
料金一般:1600円
大学生・高校生:1000円
中学生・小学生:800円

ABOUT ME
らうふ
音大ピアノ科卒業。 洋の東西を問わず、芸術が好き。今は、歌舞伎と日本画を中心に鑑賞する日々。好奇心は浅く広く、たまに深く。この性格が功を奏して?、今までに1年以上経験した楽器は7種類。美術展には2010年から通っています。