突然ですが、皆さんには忘れられない漫画はありますか?
私にとっては、CLAMP先生の「カードキャプターさくら」や「xxxHOLiC」がそうです。
思春期に読み、今の私を形成しているものの一つです。
2024年7月3日から2024年9月23日まで国立新美術館で開催される「CLAMP展」に行ってきました。
CLAMP先生は、「聖伝-RG VEDAリグ・ヴェーダ-」「東京BABYLONバビロン」「魔法騎士マジックナイトレイアース」「X-エックス-」「カードキャプターさくら」「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLEレザボア クロニクル-」など、たくさんのヒット作を世に送り出してきた、売れっ子漫画家集団です。
今回CLAMPのデビュー35年を記念して、国立新美術館で個展が開かれています。
発表された時から足を運ぶのをとても楽しみに待っていました。
いつもの「らうふのアートな部屋」とは雰囲気が違うレビュー記事になると思いますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
CLAMP展について
少年漫画、少女漫画、青年漫画、と
幅広いジャンルにおいて
多様な作品を世に送り出してきた
女性4人の創作集団CLAMPによる活動の軌跡をたどる原画展を開催いたします。
出版社や掲載雑誌を横断して、
デビューから現在までの作品を、
漫画原稿を中心に展示します。
CLAMPがこれまでの作品を通して
年齢・性別・国を超えて読者たちを
魅了し、届けてきたメッセージをいま、改めて紐解く大規模展覧会です。CLAMP展HPより
CLAMPは今年でデビュー35年を迎えます。
その35年の歩みを振り返るにふさわしい展覧会になっています。
CLAMP展 章構成
- COLOR。CLAMPが、世界を彩る。
- LOVE。CLAMPが描く、愛のかたち。
- ADVENTURE。CLAMPの、物語をたどって。
- MAGIC。CLAMPが、魔法をかける。
- PHRASE。CLAMPが紡ぐ、言葉の数々。
「CLAMP」のアルファベットから、それぞれの章構成が考えられている素敵な展示になっています。
みどころ① 美麗原画の数々
会場に入って驚くのが、何十年も前に作られたカラー原画の美しいことです。
完成したばかりかと思うような美麗な作品を楽しむことができます。
CLAMP展や原画の保存についてはポッドキャストで配信されている「CLAMP幹部会」で聞くことができます。
学芸員さんに保存方法の話を聞きながら保管してきたそうです。
普段は知ることのないCLAMP先生の努力を垣間見れます。
みどころ② 作中での印象的な言葉との再会
CLAMP先生の作品には印象的な言葉が数々あります。
名言の宝庫といっても過言ではありません。
「xxxHOLiC」の侑子さんの「この世に偶然なんてないわ あるのは必然だけ」は私の好きな言葉です。
今回のCLAMP展では、これまでCLAMP先生は残してきた様々な名言に再び出会うことができます、
名言だけでも感銘を受けますが、作品の流れの中で読むとより一層感動が増します。
お気に入りの言葉を見つけて、読んだことのない作品は実際に読んでみるのも良いことでしょう。
新しい世界が開けることと思います。
会場には、名言おみくじともいうべき箱が用意されています。
私は、魔法騎士レイアースの鳳凰寺空の「悩みをわかってくれる人がいないにはつらいわ でも ひとりじゃないなら いっしょに悩んで いっしょに その悩みからの出口を探してくれる人がいるなら・・・・・・ だいじょうぶよ きっと」という言葉を引きました。
このおみくじはシールになっていて、会場の壁に貼ることができます。
他の方が貼ったおみくじの言葉の中から、自分に響く言葉を見つけるのも楽しいですね!
みどころ③ CLAMP先生からのエール
会場の最後の部屋には、この展覧会のために書き下ろした作品が飾られています。
一部屋に一つだけぽつんと飾られていますが、部屋の真っ白の装飾とマッチしてとても贅沢な空間になっています。
そして、会場出口の前にはCLAMP先生から展覧会に来てくれた方への、人生のエールともとれる言葉が待っています。
会場でぜひ確認してみてください。
明日への活力になると思いますよ!
おすすめ書籍
CLAMP先生の作品の中で私が一番好きな作品です。
絵自体の美しさもさることながら、人生の本質をついた言葉の数々も好きで、ことある毎に読んでいる作品です。
アマゾンプライムでは、映画版「xxxHOLiC」もあるので、そちらもぜひ見てみてください。
グッズ情報・混雑状況・所要時間
グッズは人気で売り切れてしまう商品も続出しています。
通販も実施されるようですので以下のリンクを参照してみてください。
私は8月の初旬の平日に伺いましたが、入場までの待機時間こそなかったものの、会場内はかなり混雑していました。
最前列で鑑賞するには順番に並んで鑑賞します。
曜日によって配布するレプリカチケットが違うので、キャラクターの人気によっても混雑具合は変わってくると思います。
また、ネットでも事前に入場待機の時間は確認できますので、確認してください。
所要時間としては、1時間30分位でしたが、作品を最前列で見たい方やじっくりと鑑賞したい方は2時間は見ておいた方がよいと思います。
CLAMP展 まとめ
2024年7月3日から2024年9月23日まで国立新美術館で開催される「CLAMP展」の感想・レビュー記事でした。
デビューから35年経っても第一線で活躍されているCLAMP先生です。
CLAMP先生の綺麗な絵を間近で見ることのできる絶好のチャンスですので、皆さんもぜひ足を運んでみてください!
CLAMP展 概要
会期 | 2024年7月3日㈬~2024年9月23日㈬ |
会場 | 国立新美術館 |
開館時間 | 10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで |
休館日 | 火曜日 |
料金 | 一般:2,100円 大学生:1,400円 高校生:1,000円 |